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石田純一氏インタビュー

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お金から好かれるようにやっている習慣はありますか?

もう20年以上、長財布を使うようにしています。祖母から教わったのですが、折れ財布だとお札が窮屈がって貯まらないっていうんですよ。財布はきれいに使いますし、お札も向きをそろえて入れるようにしています。余計なものは入れませんね。特に領収書やレシートは入れないようにしています。過去のものがあると、未来のお金が入る場所がなくなるんですよ。

財布だけでなく、人生についても同じだと思います。幸運が集まってくるように、身の周りをきれいにして、いつも勉強して、体も鍛えたりして、自分の魅力を高めるように心がけています。「自分の中に美しい庭を作る」ことが大切なんです。そうすれば、いい友人や、いい仕事、お金も集まってくるものだと考えています。

お金の使い方で心がけていることはありますか?

お金の使い方には品格が出ると思います。稼ぐのは難しいですが、貯めるのはもっと難しくて、品格のある使い方をするのはさらに難しいですね。品格といっても正解があるわけではなくて、使う人それぞれでいいんです。例えば、洋服にお金を使う人。見栄を張るためとかじゃなくて、おしゃれの勉強をしてたらセンスが上がるでしょう。それは人生の財産になるんですね。

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ぼくは、絵を買ったりはしませんが、どこに行ってもまっ先に美術館に行きます。「なぜピカソの絵が何億円もするんだろう?」って疑問に感じても、実物を見たらわかりますよ。オーラが違います。もちろんピカソだと思うから、多少、魔術にかかってるとは思うけど(笑)。実際に見たら違うとわかりますよ。

一流を見分ける目を養うには、回数を重ねることが大切です。ぼくはワインが好きですが、最初はボルドーもブルゴーニュもわからなかった。「なんでこのワインがこんな値段するのか?」「なにが違うのか?」って考えながら飲んでるうちに、違いがわかってきたんです。少しわかってから勉強すると、またおもしろいんですよ。知識があると感じ方が変わってきて、どんどん深くなっていきます。

ワインなんて趣味に過ぎないと思う人もいるかもしれませんが、ぼくの友人が昔、持っていた株を全部売って、1982年産のワインに替えたんです。全部、五大シャトーのワインに。当たり前なんですが、1982年のワインというのはもう二度と作れないんですよ。彼が買ったワインは値上がりして、中には10倍になったものもあります。すごい投資になったんですよ。遊びや趣味の中にも、投資のチャンスがあるんですよね。

ワインや靴など一流へのこだわりをお持ちと思いますが、特にこれにはこだわっているというものはありますか?

タオルやリネンは、いいものを使うようにしています。毎日使うものですから、幸せ感が違ってくるんですよ。いいタオルを使うと、それだけで「今日もがんばろう」って気持ちになります。寝る時はすべすべしたリネンに横になると、「今日もよくがんばったな」って、幸せな気分になりますよ。気持ちいい暮らしをするのって大切ですよ。

明日への活力になることなら、高いものだったとしても、結果としてコストパフォーマンスはいいんですよ。ぼくの場合、毎日スケジュールが変わるので、目の前の仕事に最善を尽くします。だからこそ、オフの外食やホテルにはお金を惜しみません。サービス、空間、料理などで感動を味わえば、「明日もがんばろう」って気持ちになれますから。

あの時のお金の使い方はよかった、といったエピソードがあれば教えてください。

あまりおすすめはできないかもしれませんが(笑)、40歳代で仕事がまったくなくなって、借金だけが残った時期があったんです。その時、あえて高級車を買いました。困っている時こそ平然としていようと思ったんです。もし、疲れた顔をして、やつれて、お金がなさそうな感じをしてたら、「石田純一」というイメージは終わってしまってたでしょうね。

ポーカーに例えるなら、カードはブタなのに、賭け金をレイズしているようなものです。大勢の方から「どうしてこんな車を持てるんですか?」って言われました。そんな風に声を掛けていただいたことが、今の仕事に結びついてるんですよ。

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つらい時期を経験したことで、お金よりも大事なものがあるということに気付きましたね。人の親切が身に染みました。目先の損得ばかり考えているとお金は逃げていきます。ポジティブなことにお金を使えば、自分も周りも元気になって、お金やチャンスが向こうから近づいてくるって考えるようになりました。お金はポジティブに使いたいですね。お金を社会に循環させることも大切と思います。

よく言うんですが、「最大の節税は人生を楽しむこと」だって。ぼくと同年代の経営者の集まりに行くと、節税の話題で盛り上がったりするんですが。1億円稼げば、それに見合った税金を払えばいいと思いますよ。極端な例ですが、9,000万円の石を買って、税務署に経費として認められたとします。すると稼ぎは1000万円ということになるので、税金はぐっと減ります。でも、節税にはなりますがが、「それで人生は豊かになりましたか?」って思うんですよ。石を置いておいて楽しいのかなって(笑)。いかに人生を楽しんでいくかがポイントじゃないですか。税金はパッと払ってしまって、使えるお金で人生楽しむ方が、石を持っているよりもお金が生きてくるでしょう。

そういった価値観は、どのように身に付けたのですか?

いい友人を持つことですよ。いい友人がいるのは財産であり、幸せなことでもあります。野球で例を挙げると、昔、フリーエージェントでジャイアンツに行った選手がいましたけど、「おまえジャイアンツのキャラじゃないだろ!」って、いい友人がいれば説得してタイガースに行かせてますよ。苦労してジャイアンツを倒すことに生涯を賭ければよかったのに。そんな人がジャイアンツに行ったりすると、どう応援していいのかわからなくなる。活躍すべき舞台を間違えてしまうことだってあるんですよ。いい友人がいれば、人生の岐路で導いてくれるものです。

本を読むことも大切です。仕事がなくなってしまった時期に、本をたくさん読みました。学生時代よりも本をたくさん読みましたよ、それこそ何百冊も。本を読むのが一番いい自己投資になります。それが今も活きてます。苦手なものや、時間の掛かるものにも挑戦しました。敬遠していた理系の本も手に取りました。すそ野を広くして、土台をしっかりさせておけば、山も高くなりますから。名言や詩を、今もいくつも暗唱できますよ。テレビ番組で恋愛の言葉をきかれたりしますが、この頃インプットしたものが口をついて出てきます。

2014年1月からNISA(少額投資非課税制度)がスタートしますが、石田さんは利用してみたいと思いますか?どんな利用法がいいか、石田流投資法があれば教えてください。

使わない手はないですね。税金が20%に上がるわけですから、うまく使えば大きいですよ。日本の株はまだ上がるでしょう。オリンピックがなくても、日本という国のブランド力は強い。平和、食の安全、安定感など、強みがたくさんあります。製造業では、品質で追い上げられてきていますが、そういった国の人たちがわざわざ日本製品を買うくらいですから。日本の品質を上回るものはなかなかできないんじゃないですか。

もちろん国際情勢の影響を受けますが、それでも相対的な安定感が高い。不動産価格も都市部でじわじわ値上がりしている。波は高くなったり低くなったりしますが、低い時の後は、ぐーんと高くなるのが常でしょう。100万円でも大きく稼ぐチャンスだと思いますよ。積極的に活用したいですね。

石田 純一

【プロフィール】
俳優。1954年1月14日東京都生まれ。早稲田大学商学部中退。1979年NHK『あめりか物語』でデビュー。1988年フジテレビ『抱きしめたい』、1990年TBS『想い出にかわるまで』などのトレンディードラマに出演し人気を博す。その後もバラエティ、ドラマ、映画、舞台、ニュースキャスターなど様々なジャンルで活躍。現在、朝日放送『おはよう朝日です』のコメンテーター、 BS日テレ『Tokyoモダン商店』、朝日放送『石田純一のシネマに乾杯』、JFN(FM OSAKAほかネット)『石田純一のNo Socks J Life』のパーソナリティーを務めている。