ファイナンストップNISA(少額投資非課税制度) > NISAに最適!投信の選び方

NISAに最適!投信の選び方

NISAに最適!投信の選び方

すぐ分かる投信のイロハ

「投資信託」って何?まずは仕組みを理解

多くの人が託した資金をプロが運用

「投資信託」(=投信)とは、多くの投資家が託した資金を1つにまとめ、運用のプロが株式や債券などに投資する商品です。自分の資金で株式や債券に投資する場合、たとえば、2〜3銘柄の国内株式を購入するのにも100万円などまとまった資金が必要で、簡単に分散投資をすることができません。一方、投信なら投資家は1万円など少額から購入でき、1つの投信を持つだけでたくさんの銘柄に分散投資できる点が大きな魅力です。

「運用会社」が設定・運用。証券会社や銀行で販売される

株式は事業会社が株式を発行して、株式市場に上場する仕組みです。どこの証券会社の口座であっても、上場している株式であれば、自分が選んだ銘柄に投資することができます。その点、投信は仕組みが少し異なります。投信を設定・運用するのは「運用会社」と呼ばれる金融機関で、設定された投信は、「販売会社」(証券会社や銀行)を通じて投資家に販売されます。どの投信を販売するかは、各販売会社が決定します。

以下の図に従って流れを確認してみましょう。投資家は販売会社を通じて投信を購入します(@)。実際の運用は、運用会社が具体的な投資先を検討し、「信託銀行」に指示を出します(A)。得られた収益(B)は、分配金として投資家に還元されるほか、値上がりしたところで売れば、売却益を得ることもできます(下図C)。

資金は、信託銀行によってほかのお金と分けて管理されているので、3社(販売会社・運用会社・信託銀行)のいずれかが破たんしても資産は守られます。

図1:投資信託の仕組み

投資信託の仕組み

出所:モーニングスター

「投資信託」にはどんな種類がある?

インデックス型とアクティブ型がある

購入する投信を選ぶ前にしっかり検討したいのが「タイプ」です。投信を選ぶ際には、運用スタイルと投資対象を把握しておく必要があります。運用スタイルは大きく2種類あります。それが、「インデックス運用」と「アクティブ運用」です。特定の指数(株価指数など)に連動した動きを目指して、機械的に運用するのがインデックス運用。運用会社が運用方針を決め、それに沿って調査・検討をして、有望と判断した銘柄などに投資していくのがアクティブ運用です。

下表のようにそれぞれメリット・デメリットがありますが、プロの運用力に期待するならアクティブ運用向き。コスト(信託報酬と呼ばれ、保有し続ける限り負担する必要がある費用)が低くて値動きが分かりやすい商品を選びたいならインデックス運用がよいでしょう。

図2:インデックスとアクティブの説明

インデックスとアクティブの説明

出所:モーニングスター

投資対象によっても違う

投信を選ぶ基本は、「どの投資対象で運用しているか」を見極めることです。投資対象は国内外の株式、債券、REIT、その他資産、さらに複数を組み合わせたバランス型などがあります。この中からどれを選ぶかは、それぞれのリターン・リスクを把握した上で決めましょう。まずは以下の図3にある国内外の株式と債券の関係を把握することが重要です。一般的に株式は債券よりもハイリスク・ハイリターンで、海外の資産は為替リスクも発生します。

図3:投資対象によるリスクとリターンのイメージ

投資対象によるリスクとリターンのイメージ

国内株式 海外株式
日本株に投資する、資産の基本となるタイプ。国内投資なので、為替リスクがない分、投資対象としてわかりやすい。日経平均株価など大型株に投資するタイプに比べ、ジャスダックなど中小型株に投資するタイプは値動きが大きい傾向にある。 特定の国に投資するタイプだけでなく、複数の国、ある地域に分散投資してリスク分散を図るタイプもある。グローバル型といって全世界に投資するタイプも。先進国の方が値動きが比較的緩やかで、新興国の方が値動きが大きい傾向がある。さらに為替変動による値動きもあるので、その分価格変動が大きくなる。
国内債券 海外債券
日本の国債や地方債、社債といった公社債に投資するタイプ。為替による変動リスクもなく、預金プラスアルファの収益が期待できる。比較的ローリスク・ローリターン商品。ただし、金利上昇局面では、値下がりする可能性があるので注意が必要 海外株式同様、特定の国に投資するタイプや、複数の国、ある地域に分散投資するタイプもある。債券の投資対象も国債など安全性の高いソブリン債にだけ投資するタイプから、格付けの低いハイリスクの債券に投資するタイプまである。投資対象が債券なので株式ほど値動きは大きくないが、為替変動の影響を受ける点に注意。

上記の4資産に投信するファンドに加え、以下のようなファンドもあり、より幅広い資産に分散したい投資家や、分散投資を簡単に行いたい投資家には注目です。

オルタナティブ
(REIT、コモディティ)
バランス
REITは複数の不動産に投資してその賃料を収益とするもの。REITファンドは複数のREITに投資するタイプで、国内REITは為替の影響をうけない。一方、海外のREITに幅広く分散投資するものもあるが、為替の影響を受ける。コモディティは金や原油などを投資対象とするもので、景気変動の影響を受けやすい。 国内外を問わず、株式、債券、REIT、その他資産(コモディディなど)複数を投資対象とするタイプ。1つのファンドで複数の資産に分散投資できる便利さが魅力。市場環境に応じて、機動的に投資比率を変えることで値動きを緩やかにする投資方針のタイプも多い。
「投資信託」にはどんなコストがかかる?

運用や資産の管理を任せる分、投信の購入・保有などにはコストがかかります。主に以下の3つのコストがかかりますので、購入時は注意しましょう。特に保有し続ける限り差し引かれる信託報酬はよく確認する必要があります。

図4:投資信託にはこんなコストが!

投資信託にはこんなコストが!

出所:モーニングスター